第七章 白狐の会の象徴

俺が主宰するこの白狐の会の象徴として
モデルNの刺青を承諾を得て使わせてもらう
事にした。
Nは体に俺が縄をかけたことがあり、白狐の
会にも縄師兼モデルとして参加してくれて
いたが、その彼がその体に刺青を彫る事を
聞き刺青好きの俺はどんな絵柄かその完成を
楽しみに待っていた。
完成した刺青を見せてもらった時、背なの
刺青も美しく素晴らしかったが、左腕に
彫ってあった蓮の花を咥えた白狐の刺青に
感動した。
その白狐を俺の会の象徴にしたいと思った。